Empress コネクティビティ (ODBC) サーバーは以下のコマンドで起動することができます。:
$EMPRESSPATH/bin/empsvadm odbc_server_name start -f odbc_server_configuration_fileEmpress コネクティビティ (ODBC) サーバーは 以下のコンフィグレーションファイルを参照します。
ネットワークタイプ コンフィグレーション ファイル (デフォルトのファイル $EMPRESSPATH/config/nettype.cfg)
ネットワーク サーバー コンフィグレーション ファイル (デフォルトのファイル $EMPRESSPATH/config/netserver.cfg)
Empress コネクティビティ (ODBC) サーバー コンフィグレーション ファイル (Empress コネクティビティ (ODBC) サーバーのためのコンフィグレーション ファイル)
Empress サーバー パスワード ファイル (Empress サーバーのログイン名とパスワードを指定するファイル)
server 'empodbcsv' : start request ok
また起動したサーバーのステイタス情報も合わせて表示します。 : [サンプル コネクティビティ (ODBC) サーバーステイタス情報]
3.3 Empress コネクティビティ (ODBC) サーバー コンフィグレーション ファイル
Empress コネクティビティ (ODBC) サーバー コンフィグレーション ファイルは
各データベースのEmpress ODBC 接続情報を定義するために利用されます。
これはEmpress コネクティビティ (ODBC) サーバーが起動する間に設定するオプションです。
このファイルが指定されない場合は、コネクティビティ (ODBC) サーバーは
デフォルトの値を使います。
例:
# グローバルセクション PRE_CHECK_DB = X PRE_OPEN_DB = X TRACEFILE=/tmp/global.out TRACELEVEL=1 QUERY_TIMEOUT = 300 MAX_ROWS = 0 # ローカルセクション MSODBCDB NAME=testdb LOCATION=/home/foo/testdb PRE_OPEN_DB = PRE_CHECK_DB = PRE_OPEN_TABLE = table1 PRE_OPEN_TABLE = table2 QUERY_TIMEOUT = 3600 MAX_ROWS = 10 MSODBCDBEND MSODBCDB NAME=testdb2 LOCATION=/home/foo/testdb2 PRE_OPEN_DB = PRE_CHECK_DB = PRE_OPEN_TABLE = table3 PRE_OPEN_TABLE = table4 QUERY_TIMEOUT = 40 MAX_ROWS = 3600 MSODBCDBEND
このファイルはすべてのデータベースの Empress ODBC 接続属性を定義するための 単一の「グローバルセクション」を含んでいます。 また、このファイルには指定されたデータベースのEmpress ODBC 接続属性を定義するための複数の「ローカルセクション」を含んでいます。それぞれの「ローカルセクション」はMSODBCDB から始まり、MSODBCDBEND で終わります。 「ローカルセクション」のNAME属性によって定義された特定のデータベース 用の設定は、「グローバルセクション」の設定を上書きします。
Empress コネクティビティ (ODBC) サーバー コンフィグレーション ファイル のエントリ設定は以下のフォーマットになります。
コンフィグレーション属性 = 値
エントリ設定を無効にするには、次のようにしてください。
コンフィグレーション属性 =
ファイル中においてすべてのスペース(0x20)とタブ(0x09)は無視されます。
有効な コンフィグレーション属性を以下に示します。
![]() |
PRE_CHECK_DB = x
PRE_CHECK_DB が設定された場合、 Empress コネクティビティ(ODBC) サーバーは ローカルセクションに定義されたデータベースが有効なデータベースであるかどうかをチェックします。もしデータベースが有効でない場合、Empress コネクティビティ(ODBC) サーバーは起動に失敗し、エラーメッセージを出力します。
|
![]() |
PRE_OPEN_DB = x
PRE_OPEN_DB が設定された場合、Empress コネクティビティ(ODBC) サーバーはデータベースのテーブルをあらかじめオープン(プリオープン)します。 これにより Empress ODBC 接続の性能を改善することができます。 プリオープンするテーブルは「ローカルセクション」に定義します。
|
![]() |
TRACEFILE =
フルパス名
TRACEFILEが設定された場合、Empress コネクティビティ (ODBC) サーバー
はデバッグの目的でのODBC トレースファイルを生成します。
|
![]() |
TRACELEVEL =
トレースレベル値
TRACELEVEL は0 から 3 までの数値を設定することができます。 「0」はトレースをしないという意味で、大きな数字ほどより詳細な情報を生成します。
|
![]() |
QUERY_TIMEOUT = クエリータイムアウト値
QUERY_TIMEOUTは、ODBC クライアントアプリケーションが SQL ステートメントを送った後に待つ秒数を設定をします。 |
![]() |
MAX_ROW = 最大行数
MAX_ROWは ODBC クライアントアプリケーションに 返すSELECT ステートメント結果の 最大行数(レコード)を設定します。 「0」が設定された場合、すべての結果の意味になります。
|
![]() |
NAME = データベース名
NAMEには論理データベース名を指定します。
|
![]() |
LOCATION=物理データベースの位置 LOCATION は物理データベースの位置(パス)を指定します。 設定されていない場合は、NAME に指定されたデータベース名は物理的なディレクトリー名として扱われます。
|
![]() |
PRE_OPEN_TABLE = テーブル名
PRE_OPEN_TABLEは、あらかじめオープンする(プリオープン)テーブル名を設定します。 各データベースは複数のPRE_OPEN_TABLE設定を持つことができます。
|
Empress サーバー パスワード ファイルは Empress コネクティビティ (ODBC) サーバー のためのログイン名とパスワードを 定義するために使用されます。 また、それは各ログインのアクセス制御リストを定義します。 より詳細な情報はパスワード ファイル ユーティリティを参照してください。